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「ボールはともだち こわくないよ」

「ボールはともだち こわくないよ」

 

某スポーツ漫画で有名な言葉ですが

 

入部したての小さな子ども達は

この言葉通り野球ボールが全く怖くない子がいます。

 

しかし、練習を重ねていくと突然

 

ボールが

「ともだちじゃなかった!! 全然知らない 怖い人」

 

に変わる瞬間がおとずれる子がいるのです。

 

症状としては

 

・ボールが怖くて、バッターボックスに入れない

・ボールが怖くて、キャッチボールができない

・ボールが怖くて、よけてしまう

・ボールが怖くて、野球が嫌になる

 

そうです。

とにかく、ボールが怖いのです。

 

一度、恐怖心がついてしまうと、その気持ちから抜け出すまでに時間がかかります。

 

この恐怖心は、何処からくるのか。

ほとんどの場合が

 

・ボールが硬い事に気付いた

・ボールが当たると痛いことを知った

・ボールで怪我をした

 

と、子ども自身がボールの魔球?に気付いた時だと思います。

 

本当の理由は、ボールに慣れていないという事です。

 

子ども達からしたら、自分の拳と同じ位の硬い塊(ボール)が、自分に向かってきたら。。

怖くて、逃げることは

 

人間の本能ですよね!

むしろ、危機能力がある子なんだと思います!

 

大久保フロッグス では

低学年や入部したてのころは、柔らかいボールを使用し、野球の楽しさを学びます。

 

繰り返し捕球や投げ方の基礎練習をおこなうことで、ボールに慣れる練習を行います。

恐怖心が起きないように丁寧に指導してくれるのです。

 

万が一、子どもにとって

 

ボールが「全然知らない怖い人」

 

に、変わった時には

 

監督・コーチ、沢山の野球経験者の方が、その子に寄り添いサポート、アドバイスをしてくれます。

 

時に「大丈夫!大丈夫!怖くないよ!」と励ましてくれます。

時に「よく避けたね!」と褒めてくれます。

時に「そーかー、怖いかー」と寄り添ってくれます。

時に「頑張れ!怖くても、逃げてもいいから思いっきりやりな!」と勇気づけてくれます。

 

保護者に対しても同じです。こんな練習ありますよ、と、声をかけてくださいます。

 

チームメイトも

「やったね!!ナイススイングだよ!」と、みんなで声を掛け助け合います。

 

1番辛いのは、「ボールはともだち」と感じられなくなった子、本人なのです。

 

そして、いつしか、子ども自身が

 

「ボールはこわい時もあるけど 何より野球大好き!」

 

の気持ちに変わっていくのです。

 

野球を通して

学校生活だけでは味わえない

たくさんの経験と、野球への想いを持ちながら

大切な仲間と共に

子ども達は日々、成長していきます。

 

これからも、大久保フロッグスでは

チーム一丸となって子ども達をサポートしていきたいと思います。

 

ボールは、ともだち!

仲間も、ともだち!